米沢市と福島県・裏磐梯をつなぐ山岳道路「西吾妻スカイバレー」の除雪作業が1日、始まった。ゴールデンウイーク(4月29日~5月7日)前の開通を目指して、ロータリー車が勢いよく雪を飛ばした。
本県側の除雪区間は、計15.7キロのルートのうち県境までの8.1キロ。委託を受けた市内業者が1日午前8時、白布温泉ゲートから作業を開始した。
今冬は3月の気温が高く降雪も少なかったため、この日の積雪は60センチ~120センチと例年の半分ほど。バックホーが雪上を先行し山の斜面から落ちた雪を除去し、続くロータリー車2台がかき込んで谷側へ飛ばした雪が、青空に白いアーチを描いた。作業が終わった部分は黒いアスファルトがのぞき、行楽客を迎える準備が着々と進んだ。
除雪は1週間ほどで完了予定。その後にロープやガードレールを設置するという。
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