各陣営、さあ出陣　県議選

　統一地方選の県内第1ラウンドとなる県議選は31日、告示を迎えた。投開票の4月9日に向け、各陣営による舌戦が繰り広げられる。出陣式で支持者と結束を誓った候補者たちは、第一声で決意と覚悟を示し、街頭へと走りだした。

　山形市区の現職は店舗駐車場で出陣式を行った。喫緊の課題として少子化問題に取り組む決意を示し、「山形県にとって大事な4年となる。ぜひ私に仕事をさせてほしい」と力を込めた。続けて「私ひとりの力はちっぽけ。皆さまの力が必要」と支持を求めた。たすきを身に着けると、司会者に「この青空に輝く県政の太陽になる」と激励を受け、支持者と拳を突き上げて必勝を期した。

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　3議席を巡って5候補がしのぎを削る寒河江市・西村山郡区。新人候補は大江町内の事務所前で出陣式を行った。必勝を祈願し、出席者と結束を誓うと役場前に移動して第一声を放った。応援弁士が「地域の思いを託そう」と訴え、候補者は「自分たちが社会を変えるという思いで戦う」と決意を述べた。支持者から「頑張れ」と声援を受けながらさっそうと、選挙カーを走らせた。

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　2議席を新人3人が争う構図となった東根市区で、ある新人陣営は市内の神社で必勝祈願に臨んだ。その後、市中心部の商業施設前で出陣式を行った。支援者を前に、候補者は「地域の課題に真摯（しんし）に向き合うことが私の使命」などと第一声を発し、一人一人とがっちりと握手を交わした。「最後まで頑張れ」「頼んだぞ」という声援の中で選挙カーに乗り込み、遊説に出発した。

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　2議席を新人4人が争う新庄市区。商店や金融機関が立ち並ぶ大通りに、新人候補者の第一声を聞こうと大勢の支持者が集まった。拍手で迎え入れられた候補者が通りかかった車に手を振ると、助手席から身を乗り出して励ます姿もあった。候補者は「周囲の深い理解を得てここに立つことができた」と述べ、集まった一人一人と握手し、引き締まった表情で選挙カーに乗り込んだ。

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　定数5に対し、現新6人による少数激戦が見込まれる鶴岡市区。事務所前で出陣式を行った現職候補は、続々と集まる支援者から「頑張って」と励ましを受け、笑顔で出迎えていた。応援演説に続いてマイクを握り「県政の架け橋となりたい。温かい支えを胸に頑張っていきたい」と力を込めた。選挙カーに乗り込み、支援者の大きな拍手を受けながら、地元を皮切りに遊説に向かった。

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　無風ムードが一転、選挙戦となった米沢市区。現職陣営は神社での出陣式で気勢を上げ、事務所前で第一声を行った。届け出順を聞いた支持者から拍手が起き、「この勢いのまま駆け抜ける」と陣営関係者が表情を引き締めた。候補者は「難題が山積する中、期待に応えられるよう粉骨砕身取り組む」と決意を述べると、支援者らとがっちり握手を交わし、選挙カーで走りだした。

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