桜の名所として知られる米沢市の松が岬公園で昨年12月以降、水堀の斜面にあった大きな木が水面に倒れ、そのままの状態になっている。景観への影響を心配する声がある中、市は撤去工事を進める日程調整をしたが、桜が散った後の実施となる見通しとなった。開花は4月8日ごろと見込まれ、シーズン目前。関係者からは残念だとの声が聞かれる。
同公園では毎年、水堀沿いや上杉神社境内で200本以上のソメイヨシノが咲き誇り、ライトアップも行われる。南側には鮮やかな赤色の菱門(ひしもん)橋があり、桜の季節は特に写真映えするスポットとして人気となっている。
倒木は橋から40メートルほど北西で起きた。樹木を管理する同市によるとクヌギ(長さ25メートル、幹回り3メートル)とみられ、12月中旬の降雪の重みのため、根こそぎ倒れたという。
市によると、差し迫った危険がなく、雪解けを待つ必要があったことから5月の撤去を想定していたが、雪解けが早く進み開花前の工事を模索した。ところが倒木をクレーンでつり上げる大がかりな工事となり、開花前の実施は難しいことが分かった。工事は4月19日以降に3~4日間で行う予定という。
上杉城史苑の遠藤勲社長(40)は「お堀周辺をゆっくり歩いて回る観光客も多い。残念だが仕方ない」と語った。市都市計画課の担当者は「桜のシーズンに間に合わず残念だが、調整が必要で仕方ない部分もあった」とし、「上杉まつり(4月29日~5月3日)には間に合わせたい」と話す。
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