障害者福祉の貢献たたえる 県協会長・松田さんの旭日小綬章受章祝賀会

2023/3/27 12:11
受章の喜びや周囲への感謝を語った松田英雄さん=山形市・ホテルメトロポリタン山形

 2020年秋の叙勲で、旭日小綬章(社会福祉功労)を受けた県身体障害者福祉協会長の松田英雄さん(80)=真室川町新町=の祝賀会が26日、山形市のホテルメトロポリタン山形で開かれた。関係者約100人が、障害者福祉推進への長年の貢献をたたえた。

 松田さんは町職員、町議などを経て12年から同協会長を務め、相談支援体制充実や「心のバリアフリー」の浸透などに力を注ぐ。16年4月の障害者差別解消法施行以降、熱心に行ってきた要望活動が実を結び、22年度までに全市町村で関連条例が制定された。20年までは家業の山形新聞真室川販売所長として、「町学校新聞コンクール」の主催などに取り組んできた。

 祝賀会では、発起人代表の安部真同協会副会長が「今後も共生社会の実現に向け、一層の協力をお願いしたい」とあいさつした。吉村美栄子知事、新田隆治真室川町長らの祝辞に続き、寒河江浩二山形新聞社長・主筆(山形新聞グループ経営会議議長)が「学校新聞作りを通じた将来の担い手育成など、地域づくりや教育面での功績も大きい。受章を契機にますますの活躍を期待する」と述べた。

 松田さんは「福祉に物差しはなく、一つ一つを積み重ねて前進することが大切だ。協会関係者や級友、地域住民などの支えに感謝し、『継続は力なり』と改めて感じている」と語った。

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