外出先の授乳、おむつ替えもここなら安心―。子育て環境の向上に取り組む県は、親子連れが多く訪れる県有施設2カ所に県産材を用いたユニット型授乳室を設置した。報道機関向けの説明会が22日、天童市の県総合運動公園で開かれ、親子連れが使い心地を確かめた。サッカーJ2・モンテディオ山形のホームゲームなどで使用される。
県は本年度から、授乳やおむつ替えの環境が整った施設を登録する「赤ちゃんほっと♥ステーション」事業を展開している。授乳室の設置は事業の一環で実施し、プロスポーツの試合やコンサートなどの会場となる県総合運動公園総合体育館(天童市)と、伝国の杜置賜文化ホール(米沢市)の2カ所に今月整備した。
授乳室は幅2メートル、奥行き1.5メートル、高さ2.2メートルとおむつ替えにも十分な広さがあり、ベビーカーで入ることもできる。整備費は2基で297万円。
県総合運動公園で開いた説明会では、招かれた親子2組がいすに赤ちゃんを寝そべらせたり、ミルクをあげたりして使用感を確かめていた。生後2カ月から5歳まで3人の子を育てる、山形市の公務員磯崎友美さん(37)と絢平さん(36)の夫妻は「上の子どもたちも一緒に入れる広さで、一つの空間で授乳やおむつ替えができるのは安心感につながる」と話した。
県は来年度も、他の県有施設2カ所に同様の授乳室を設置する方針。民間施設などでの授乳室・おむつ替え施設の整備促進に向けた補助事業も継続する。
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