「クラゲ愛でサポート続けたい」　吉川英治文化賞受賞の加茂水族館・村上名誉館長、会見

　文化活動の貢献者らに贈られる吉川英治文化賞を受賞した鶴岡市立加茂水族館名誉館長の村上龍男さん（83）＝同市羽黒町野荒町＝が21日、同館の円形大水槽前で記者会見し「栄誉ある賞を頂けたのは、水族館の運営に携わってくれた多くの人たちのおかげ」と感謝の言葉を述べた。

　村上さんは、水族館の知名度を上げるためにユーモアを大切にしてきたと説明し「クラゲを使った創作料理を食べてもらうイベントを開催したら、多くの人が面白がってくれて、その後の集客につながった」と振り返った。今後については「クラゲと言えば加茂水族館、と世界中から認められるようにサポートを続けたい」と話した。

　村上さんは1967（昭和42）年、館長に就任。多種類のクラゲの飼育・展示に挑戦し、世界一の規模に発展させたことが評価された。

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