メジャーリーグで活躍する選手がそろうメキシコ。先発した佐々木朗希投手(ロッテ)が四回につかまり、3点本塁打を浴びた。七回に吉田正尚選手(レッドソックス)の3点本塁打で追い付くも、直後の八回に2点を失い、劣勢が続いた。最終盤の九回裏、今大会で不振にあえいでいた村上宗隆選手(ヤクルト)が劇的なサヨナラ二塁打を放った。
“村神様”の一打に子どもたちは興奮を抑えきれない様子だ。寒河江市の少年野球チーム「寒小スラッガーズ」で捕手の佐藤惺太(せいた)君(11)=寒河江小5年=は「気持ちの強さがあったから、打てたんだと思う」。酒田市の女子軟式野球チーム「酒田ビクトリーガールズ」で遊撃手の石川凛音(りん)さん(11)=富士見小5年=も「プレッシャーの中、打ててすごい」と勝負強さに興奮した。
山形三小3年宇野朔太郎君(9)は九回裏のサヨナラ打の場面で「家族で抱き合って『ウォー』と大騒ぎした」と顔を紅潮させた。決勝へと気持ちは高ぶり、「大谷翔平選手(エンゼルス)とチームメートのトラウト選手(米国代表)が強そう。だけど、2―1で勝つ」と気合も十分だ。
決勝進出を懸けた“負けられない一戦”で、中野選手は八回裏、代走で出場。1死二、三塁の場面で、山川穂高選手(西武)の犠飛で三走の中野選手が生還し、反撃ののろしを上げた。その後、二塁手として守備に就いた。
活躍する中野選手の姿に、村山市臨時職員の鈴木勝男さん(64)は「世界の舞台で戦っているのはすごいこと」と称賛し、決戦に向け「与えられた場で最善を尽くしてほしい」とエールを送った。中山町の会社員岡元佳乃さん(27)も中野選手に熱視線を送り「天童市出身で同世代。決勝では真骨頂の盗塁を決めてほしい」と期待した。
日本は2連覇した2009年の第2回大会以来3大会ぶりの決勝進出を決め、米国戦に臨む。飯豊町の飲食業森章さん(56)は「準決勝は負けてしまうかもと思ったが、最高の試合だった。決勝では大谷選手が胴上げ投手になる瞬間を見たい」と思い描いた。
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