探査機「はやぶさ2」のプロジェクトに参加した、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術者武井悠人さん(34)=山形市出身=による講演会が19日、同市の山形国際交流プラザで開かれた。武井さんは、プロジェクトの成功体験などを通じ、目標を持って挑戦することの大切さなどを市内外の児童に伝えた。
武井さんは、はやぶさ2が探査した小惑星りゅうぐうには、平らで広い場所がなく、緻密な地形調査やシミュレーションを積み重ねて、はやぶさを着陸させたことなど、当時のJAXAの様子を交えて紹介した。ロボットによる地表探査や、金属弾を撃ち込み、人工クレーターをつくって地下物質を採取するなど、「初代のはやぶさが実現できなかった夢を達成した」と説明した。
小学生の頃に宇宙船を操縦したいと思い、中高生時代に宇宙工学を学ぶことを志したと述べ、大学時代は「専門家の集団の中に飛び込んで修業する目標を立てた」と、努力した経験を語った。「夢の実現には具体的な目標を設定し、達成に向けて自分を動かすことが大切。失敗を恐れず、積極的なチャレンジを心がけてほしい」と呼びかけた。
児童は管制官役と宇宙飛行士役に分かれ、言葉だけで情報を伝える難しさを体験するワークショップにも取り組んだ。講演会は学習塾経営の「山のむこう」(南陽市)が主催し、小学4~6年生と保護者など約100人が参加した。
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