県内各地の中学校で16日、卒業式が行われた。新型コロナウイルスが流行する中、学校生活を送った卒業生は、さまざまな困難を乗り越えた経験を胸に、笑顔で新たな門出を迎えた。
米沢市の米沢一中(冨所謙一校長)ではコロナ禍後初めて在校生も式に臨んだ。県教育委員会や同市教委の方針を受け、入退場時や卒業証書授与の場面で、希望する生徒はマスクを外した。
卒業生代表のあいさつをした3年武田篤郎さん(15)は「この仲間と3年間過ごせたことに感謝する」と語った。式後、卒業生は各教室で恩師や保護者と思い出を分かち合い、校舎前ではマスクを外し、肩を寄せ合って笑顔で写真撮影する光景も見られた。
県によると、この日は県内の中学校51校、義務教育学校3校で卒業式が行われた。
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