菓子製造販売の老舗・杵屋本店(上山市、菅野高志社長)は来月、山形市東青田4丁目に「きねや菓寮(かりょう)」をオープンする。旧東青田店をリニューアルし、店舗限定の新商品や飲み物を、実際の体験を通して味わうカフェを設ける。
昨年秋から改装を進めてきた店舗では、しぼりたてモンブランケーキやわらび餅ドリンク、自家製餡(あん)を使って自分で作るどら焼きなどに加え、国内外から厳選した日本茶や紅茶、コーヒーを提供する。日本茶は店員からいれ方を教わりながら、客が自分自身で注ぐスタイルを想定している。自社の和洋菓子や、同社でセレクトした陶器、茶葉、コーヒー豆も販売する。
同社の菅野裕太営業部長によると、カフェの営業は昭和初期に南陽市宮内にあった店舗以来だといい「県内外から人が訪れる空間にするとともに、地域の方々にとってのコミュニケーションの場にもしていきたい」と話した。
4月12日のオープン予定で、営業時間は午前9時~午後6時(カフェは午前10時~午後6時)。問い合わせは同社023(673)5444。
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