白黒つけてほしい場面をまんじゅうで優しく応援します―。山形市の峰月堂(鈴木昇社長)は、企業の営業マンをサポートする「決断饅頭(まんじゅう)」を15日に発売する。取引先との関係性を育み、商談が良い方向に進むようエールを送る。
同店は1949(昭和24)年創業で、和洋菓子店として「かりんとう饅頭」をはじめ、多彩な商品を販売している。新型コロナウイルスの影響で冠婚葬祭が簡素化され、家に客を招く場面が減少するなど菓子を振る舞う機会が減っていることを踏まえ、菓子の新たな利用シーンを模索していた。
黒糖と竹炭を材料に黒いまんじゅうを使った商品を作れないかと検討を重ね、営業マンをターゲットとするまんじゅうを考案した。中は白も黒もこしあん。特に黒まんじゅうは、黒糖をどれだけ入れるか試作を重ねたという。営業部の鈴木宏史さん(46)は「商談での会話のきっかけにしてもらい、いい結果に結び付けてほしい」と話す。
同市小白川3丁目の小白川本店で扱う。4個入りで864円。通話無料の(0120)229361。
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