総務省の2022年の家計調査で中華そば(外食)消費額が全国トップとなったことを記念し、山形市は8日、「ラーメンの聖地宣言」を行った。各店では共通ののぼり旗やポスターを掲示して「聖地」をPRし、ラーメンを通じた地域活性化を図っていく。
市役所でセレモニーを行った。21年の調査で2位に甘んじたことを受け、市内のラーメン店主が結成した「『ラーメンの聖地、山形市』を創る協議会」の関係者約60人が出席した。佐藤孝弘市長が、昔ながらの中華そばや辛みそラーメン、納豆ラーメン、冷やしラーメンなど多様なメニューが楽しめる山形市のラーメン文化をPRする宣言文を読み上げた。
目標に掲げた首位奪還を果たし、宣言にもこぎ着けたことを踏まえ、協議会を組織した「ケンチャンラーメン山形」店主の阿部勝重さんは「市民の皆さんのおかげで今の流れができた」と感謝した。「県外の方々が各店を訪れ、そこから観光地に向かってもらうことで山形市、そして山形県全体のにぎわい創出につなげたい」と決意を新たにした。
一層の盛り上がりを目指し、市は3月中にも専用のラーメンサイトを開設する。同サイトの活用による割引などの特典も設け、幅広くラーメンの魅力を発信する。
|
|