東北芸術工科大(山形市)の「卒業/修了研究・制作展」(7~12日)を前に、関係者向けの内覧会が6日、同大で開かれた。枠にとらわれない多様な作品や研究が並び、学生たちが山形の生活で学び、感じたことを表現している。
2学部16学科・コースの学部生や大学院生576人が絵画や立体作品などを出品した。3DCGを取り入れた洋画や、ポップでカジュアルな日本画、映像を組み合わせた彫刻など斬新な作品を展示している。美術科の卒展を担当する室井公美子准教授は「150号以上の作品がそろう卒展はなかなかない。今年の学生は、コロナ禍で2年生から実習などがリモートになった。不自由だからこそ気付いたことや思いが作品に表れている」と話した。
プロダクトデザイン学科は、今回初めて地元企業による講評会を開き、学生約60人がそれぞれブースを設けて企業の代表らに作品を説明した。入場無料だが、週末の11、12両日はウェブサイトから予約が必要で各日先着2千人。一部の作品はオンラインストアで購入できる。
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