米沢市の上杉神社周辺で11、12日に開かれる「上杉雪灯篭(ゆきどうろう)まつり」を前に、雪灯篭作りが6日、現地で始まった。3年ぶりの開催を前に、冬の米沢ならではの風景が現れ始めた。
初日は高さ約1.8メートルのベニヤ板を使って木枠を作り、詰めた雪を踏み固める工程を行った。色や形が似ていることから「トーフ」作りと呼ばれている。気温が高くなっても崩れないよう、参加者は木枠内部に入ってしっかりと雪を踏み、高く積み重ねていった。
午後3時ごろには気温が6度まで上昇し、半袖姿で作業する人の姿も。研究室仲間と参加した山形大大学院2年金田翔(しょう)さん(24)は「記録的な少雪や新型コロナウイルスの影響でこれまで参加できなかったが、卒業前の最後の思い出作りとしてすごく楽しんでいる」と笑顔で作業していた。
今年は166基の製作を予定している。
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