「子姫芋」公式レシピ集を作製 寒河江、チェリーランドで6日から販売

2023/2/4 10:25
子姫芋を使った多彩な料理を紹介した公式レシピ集

 寒河江ブランド・魅力発信協議会が寒河江市の伝統野菜「子姫芋(こひめいも)」の公式レシピ集を作製し、市内の道の駅寒河江チェリーランドにある総合観光案内所で6日から販売する。家庭料理の新定番となる料理として59点を紹介している。完成披露会が3日、同市のハートフルセンターで開かれ、関係者によるパネルディスカッションなどが行われた。

 子姫芋は同市南部地区で100年以上前から種芋を引き継いで育てられ、とろけるような食感、色白の見た目の美しさが特徴となっている。同協議会が2020年度に子姫芋の料理コンテストを行っており、応募作品144点の中からレシピ集の掲載料理を選んだ。

 主食、主菜、デザートといった種類ごとにパスタ料理、肉巻き、ケーキ、お好み焼きなどを紹介した。パエリアは「子姫芋をすりおろして入れると、コメにフワフワ感が出る」、和風グラタンは「豆乳を足し、軟らかくしても良い」などと調理のポイントも添えた。

 完成披露会には約60人が参加し、食の至宝雪国やまがた伝統野菜PR大使の岡田まさえさん(天童市)と、さがえ子姫芋組合の黒田祐一代表、寒河江市食生活改善推進協議会の太田京子会長がパネリストとして子姫芋の魅力を話し合った。レシピ集を監修した岡田さんは「若い人からお年寄りまで親しめる食材で、愛し、伝え続けることが大切だ」などと話していた。

 レシピ集はB5変形判、44ページで3千部製作した。1部300円で販売する。問い合わせは市農林課内の寒河江ブランド・魅力発信協議会事務局0237(85)1771。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]