4日は二十四節気の一つの立春で、暦の上では春となる。前日の3日は北日本が冬型の気圧配置となり、県内は曇りで雪が降った。その後に冬型は緩んだが、寒気の影響で雪の残った所があった。
山形地方気象台によると、朝の最低気温は全域で氷点下になったが、日中は氷点下を脱した所もあった。各地の最低気温は山形が氷点下4.7度、酒田同1.2度、新庄同3.3度、米沢同4.6度、大蔵村肘折同4.5度、西川町大井沢同5.2度など。おおむね1月上旬から3月中旬並みだった。
山形市宮町3丁目の鳥海月山両所宮(中野俊助宮司)の池では、噴水が吹き上がる中でカモが水面を動き回っていた。同宮では昼前に節分の神事が行われ、拝殿で関係者による豆まきが行われた。新型コロナウイルス禍の影響で少人数となったが、心身の邪気を払う行事を、参拝に訪れた人が見入っていた。
同気象台によると、向こう1週間は最低気温が氷点下2~同6度が予想され、本格的な春の到来はもう少し先になりそうだ。
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