県産種雄牛に「美勝喜」号 「脂肪交雑」などトップタイ

2023/2/2 13:37
新たな県産種雄牛としてデビューした「美勝喜」号(県提供)

 県は1日、新たな県産種雄牛として「美勝喜(みかつき)」号を選抜したと発表した。霜降り度合いを示す「脂肪交雑」や口溶けの良さは歴代県産種雄牛の中でトップタイの実力を持ち、肉質の良さが売りとしている。

 「美勝喜」は米沢市の生産者黒田義一郎さんの下で2018年3月に誕生した。但馬系種雄牛として全国的に有名な「美津照重(みつてるしげ)」号を父に持ち、母は脂肪交雑の遺伝的能力が県内トップを誇る。

 生まれてきた子牛の肉質などを調べる検定で脂肪交雑は10.1となり、最高値と並んだ。口溶けを評価する「MUFA(一価不飽和脂肪酸)ランク」は最高の「H」となった。枝肉重量は456キロ(最高値536キロ)、ロースの大きさを示すロース芯面積は63.1平方センチ(同71.9平方センチ)だった。

 「美勝喜」を含め、県産種雄牛は8頭となった。

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