南陽市松沢の漆山果樹園(漆山和志社長)のレーズンバターサンド「デラウェア」が、「ジャパン・フード・セレクション」の2022年12月度で、グランプリに次ぐ金賞に輝いた。県内関係者の受賞は初。
「ジャパン・フード・セレクション」は日本フードアナリスト協会(東京)が2013年から毎月実施している国内初の食品・食材評価制度。日本フードアナリスト協会によると、毎月120~500程度(月別総数は非公表)の参加があり、最終審査では毎回、2級以上のフードアナリスト10~20人が各賞を決めている。12月度はグランプリ9点、金賞6点を選出した。
受賞したレーズンバターサンド「デラウェア」は、自家栽培のデラウェアを常温乾燥機で乾燥させ、ラム酒に漬け込み、バタークリームに混ぜ合わせたものをクッキーでサンドする。2018年から製造する人気商品で、1個324円(税込)で販売している。
漆山社長の妻陽子さんが1日、南陽市役所を訪れ、白岩孝夫市長に受賞を報告した。陽子さんは「お客さまにおいしいと言ってもらえることが一番。その点はぶれずにやっている」と話した。「南陽産のいいものを一堂に集め、消費者が購入できれば、南陽産のブランド価値が上がる」と提言した。
|
|