南陽市赤湯温泉の源泉を活用したスキンクリームが完成し、1日に販売を始めた。村山市産のバラを使った香りや保湿性が特徴で、関係者は「新たな赤湯の名物に」と期待している。
「アロマ癒(いや)しサロンAkayu」(南陽市)を経営する井上昌子さんが2022年、バラ関連商品の開発・販売を手がける「Rose Cheek(ローズ・チーク)」(村山市、奥山拓社長)に持ちかけて実現した。井上さんは「小さいころから(赤湯温泉の)公衆浴場を利用し、美肌効果を実感している」と話す。
赤湯温泉旅館の女将(おかみ)からアドバイスを受けるなどし、改良を重ねた。源泉を5%配合し、50%はバラの香気を液体化した「ローズウオーター」を使った。
井上さんと奥山さん、女将がこの日、南陽市役所で白岩孝夫市長と懇談した。女将は「しっとり感があり、香りも良い」などと語り、奥山社長は「使った人が村山、南陽を思い起こせるような商品になった」と話した。
クリームは65グラム入り2700円(税込み)。現在は赤湯駅の売店や赤湯温泉観光センター「ゆーなびからころ館」、「Rose Cheek(ローズチーク)」のオンラインショップなどで扱う。
|
|