プログラミング、気軽に学ぶ 村山・小中高生向け「デジタル寺子屋」

2023/1/30 12:57
子どもたちがゲームなどを通してプログラミングを学ぶデジタル寺子屋=村山市・リンクむらやま

 小中高生を対象としたプログラミング教室「デジタル寺子屋」が今月、村山市で開校した。市中心市街地のにぎわい拠点「リンクむらやま」3階にあるダブルインフィニティ(山形市、斎藤菜穂子社長)のオフィスを会場に、毎週土日限定で開かれ、子どもたちがゲームを通して気軽に学んでいる。担当者は「将来の日本を背負って立つエンジニアを山形から輩出したい」と期待を込める。

 学習用ソフト「スクラッチ」と人気箱庭ゲーム「マインクラフト」を使用し、子ども同士で希望するプログラミングを自由に学び合う。今月14日の開校以来、累計約40人が参加している。同社の斎藤博美会長(51)は「意思疎通を図りながら作業することで、デジタル時代に合ったコミュニケーション力を身に付けられる」と話す。

 29日午後の回では、村山、山形両市の小中学生4人が、マインクラフトで2階建て共同住宅の建設に挑戦した。役割を分担してゲーム内でてきぱきと建材を運び、屋根裏部屋を作るなどこだわりの建物に仕上げた。蔵王一中1年の斎藤永太さん(13)は「リアルで一緒に学べる場は貴重だ。わいわい楽しめるから友人が増える」と語った。

 寺子屋は毎週土曜と日曜の午前9時~10時15分、同10時半~正午、午後1時~2時15分、同2時半~3時45分。申し込み不要で各回定員10人。受講料は1回500円。問い合わせは斎藤会長090(4639)0893。

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