来月18日の南陽市赤湯公民館まつりに向け、同市赤湯中(大友信昭校長)2年生の小林心結(みゆ)さん(13)と村山栞菜(かんな)さん(13)がイベントを企画した。2人が講師を務め、子どもや家族で工作を楽しんでもらう取り組みで、「人との触れ合いを通じて、地域の良さを見直してもらいたい」と口をそろえている。
2人は昨年11月1、2日の2日間、同校の職場体験の一環で赤湯公民館の仕事に携わった。「公民館って何をしているのかな」との疑問が志望動機だったといい、書類整理などのほか、プランターへの花植えなどを通じて職場や地域への理解を深めた。
イベントは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの普及で、工作などに触れる機会が少なくなった子どもたちに作る楽しさを知ってもらうとともに、親子で楽しみながら触れ合いや地域の良さを再認識してもらおうと計画した。
参加者に作ってもらうのは「パンパンクラッカー」で、紙コップやアルミホイル、折り紙、輪ゴムなどを使い、幼児なども楽しんで作ることができる。丸めたアルミホイルと紙コップを輪ゴムでつなぎ、アルミホイルがコップに当たった衝撃で中に入れた紙吹雪が飛び出す仕組みだ。
「工作したもので遊べる楽しさを知ってほしい。地域の盛り上がりにつながればうれしい」と小林さん。村山さんは「話や説明が苦手だけど、人との関わりの大切さを学びたい」と話す。
事前申し込み制、時間別の4回教室で、定員はそれぞれ4人となっている。申し込みと問い合わせは赤湯公民館0238(43)3466。
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