日本三文殊の一つに数えられる高畠町の亀岡文殊で25日、「祭礼星祭り」が行われた。斎灯の炎が燃え上がる中、参拝者らが一年の幸福を祈願した。
仏教の九星術に基づく厄払いの行事で、毎年1月25日に行われる。スギの葉で組まれた斎灯に、参拝者や地元住民が持ち寄った古いお札や正月の縁起物などが入れられた。青山東祐住職の代わりとして、成就院(米沢市)の鈴木良知住職らが祈●(きとう)をした後、たいまつで火をくべ、「試験合格」や「心願成就」などの願いが書かれた護摩木を炎の中に投げ入れた。
同町元和田、自営業の高橋千夏子さん(54)は「無病息災と家内安全を祈った。周りの人たちが幸せに過ごせる一年になってほしい」と話していた。
●=示ヘンに寿の旧字体
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