全日空、庄内-羽田を5便化 夏ダイヤ内、国際線への接続改善

2023/1/18 07:55
庄内空港(資料写真)

 全日本空輸(ANA)は17日、庄内空港発着の羽田便について、3月から1便増やし、5便(往復)にすると発表した。10月までの夏ダイヤ内での期間増便となる。午後4時羽田着の便が新たにできることで、米国、欧州などの国際線への接続が改善され、インバウンド(訪日客)需要の取り込み促進が期待される。九州地方を含む国内線の乗り継ぎもスムーズになり、ビジネス利用拡大も見込む。

 全日空によると、増便するのは▽羽田発午後1時10分、庄内着同2時10分のANA1071便▽庄内発同2時55分、羽田着同4時のANA1072便―の1往復で、3月26日~5月31日、10月1日~28日に運航する。他の4往復は発着時刻の変更はあるものの、従来の時間帯でフライトする。機材はボーイングB737―800(座席数166)、エアバスのA321(同194)A320(同146)の3機種を需要に応じて使用する。

 全日空庄内支店の話では、コロナ禍による減便で旅客数は19年度比で20年度が79%減、21年度は64%減となった。庄内―羽田便は22年6月から1日4便体制に戻し、ビジネス需要が堅調に回復した。22年の前年比乗客数は全国平均180%を上回る220%となった。

 全日空は夏ダイヤ(3月~10月)の見直しに伴い、今月17日に国土交通省に庄内―羽田便を含む運航計画申請し、認可された。

利便性向上に期待―空港利用振興協議会長

 庄内空港利用振興協議会会長の丸山至酒田市長は「要望してきた増便で、国内外主要都市との効率的な乗り継ぎが可能になり、利便性向上が期待される。各種キャンペーンを実施し、利用拡大を図り、通年5便化や運航拡充に今後も取り組む」とコメントした。

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