大相撲初場所(来年1月8日初日・両国国技館)の新番付が26日発表され、25歳の琴ノ若=佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若・尾花沢市出身)の長男=が新小結に昇進した。親子三役は史上6組目。 新入幕の2020年春場所以降、着実に白星を重ねてきた。今年は初場所から2場所連続で11勝を挙げて敢闘賞を受賞し、千秋楽まで優勝の可能性を残したことも。年間最多勝争いにも加わり、名実ともに実力者へと成長。西前頭筆頭で迎えた先月の九州場所は9勝6敗で勝ち越しを果たし、新三役昇進を手繰り寄せた。
新型コロナウイルス対策を徹底するため、オンラインで会見した琴ノ若は「しっかりと上を目指して稽古を積んでいきたい」と意気込みを語った。
琴ノ若(ことのわか) 本名は鎌谷将且(まさかつ)。千葉県松戸市出身、佐渡ケ嶽部屋。父は師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若、尾花沢市出身)、母方の祖父は元横綱琴桜。埼玉栄高から15年九州場所初土俵。19年名古屋場所新十両。20年春場所新入幕。幕内在位16場所で119勝92敗14休。敢闘賞3回。得意は右四つ、寄り、押し。188センチ、167キロ。25歳。
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