年末年始の過ごし方、依然目立つ慎重派 飲み会、初売り「楽しむ」との声も

2022/12/25 07:20

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 新型コロナウイルス禍の中、初の行動制限がない年末年始を迎える。山形新聞は「寄り添うぶんちゃん取材班」で、読者に年末年始の過ごし方を聞いた。「静かに過ごす」「巣ごもりを決めた」など、依然として慎重派が目立った。一方で、感染対策を徹底した上で、友人との飲み会を予定していたり、初売りに繰り出すなど、コロナ禍以前のようにアクティブな楽しみを考えている人の意見も多く寄せられた。

 東根市の40代会社員男性は「年末は友人との飲み会。年始は家族と家でごろごろし、初詣と親戚の家へのあいさつ」とのプランを寄せた。山形市の40代薬剤師女性も「数家族集まってのホームパーティー」を計画。高畠町の50代会社員男性は「息子とスキー」、山形市の60代主婦は「初売り!福袋をゲットしに!!」とそれぞれ回答した。徐々にウインタースポーツや正月らしいイベントを楽しむ人が出てきているようだ。

 一方で、1日当たりの新規感染者数が千人超の日が続くなど厳しい感染状況を心配し、巣ごもりを決めた人も。「職場でまだ規制があり、楽しめない」(山形市、40代団体職員女性)「受験生がいるので静かに過ごす。外食も控える」(山形市、40代主婦)のほか「治療薬が普及するまで、もう少しステイホーム」(酒田市、60代非常勤講師女性)との意見もあった。

 帰省やその際の感染対策については。鶴岡市の50代団体職員女性は「娘が1年半ぶりに帰省する。感染対策は人混みを避ける、マスクを外さない、手指消毒をいつも以上に念入りにする」という。山形市の40代会社員女性は「県外の息子は抗原検査をしてから帰省」と予防策や検査の徹底を挙げた。一方で、天童市の70代無職男性は「子どもや孫に会いたいが、流行第8波で帰省が取りやめになった。夫婦二人でさみしい年末年始」と複雑な心境だ。酒田市の50代女性保育補助は「帰省の予定はない。お互いにまだ我慢の時」と判断したようだ。

 飲み会などの実施については賛否が分かれた。山形市の40代会社員女性は推進派で「何の対策をしてもコロナはなくならない。感染対策を図りながら、ウィズコロナを推進していくしかない」と割り切った様子。同市の60代会社員男性からは「それなりの自粛は必要。乾杯すればマスクのことは忘れてしまう」と慎重な声もあった。

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