山形市旅篭町3丁目の里之宮湯殿山神社(渋谷宣寛宮司)が、巫女(みこ)や来年の干支(えと)のウサギなどをモチーフにした、新年用オリジナル御朱印を用意した。「山形観光の楽しみの一つに」と同市在住のイラストレーター沼沢玲菜さんが2種類のデザイン画を手掛け、16日、同神社に奉納した。
かねて御朱印にイラストを描きたいと考えていた沼沢さんが、子どもの頃から参拝に訪れ、なじみがある同神社に申し出た。巫女のデザインは、沼沢さんが得意とする柔らかな雰囲気の女性像で表現。もう一つは境内にある商売繁盛の神を祭る市神神社の御朱印で、社紋のカブとウサギ、縁起物を描いた。どちらも正月らしい華やかな雰囲気に仕上がっている。
沼沢さんは「イラスト好きや御朱印を集めている人など、多くの人に楽しんでほしい」と話し、同神社は「参拝や市内観光のきっかけになれば」と期待する。沼沢さんがデザインした御朱印は今月20日から頒布(初穂料1枚500円)し、なくなり次第終了する。
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