山形市の産業経済の向上に功績があった個人・団体に贈られる「三浦記念賞」の表彰式が7日、同市の山形グランドホテルで行われた。関係者約40人が出席し、本年度受賞者の中山眞一塚田会計事務所社長(74)=山形市=と中村恒一マルナカ中村商店会長(79)=同=をたたえた。
三浦新七博士記念会代表理事の佐藤孝弘市長が「たゆまぬ努力によって、市産業界の先導的な役割を果たしてきたことに敬意を表する」と式辞を述べた。中山氏は「若手の仕事を応援する一方で、今後も経済界の発展に尽くしていきたい」、中村氏は「商業者が手を取り合い、経済振興を目指す商工会議所の活動に引き続き注力する」とそれぞれ謝辞を述べた。
中山氏は山形経済同友会代表幹事を2期4年務め、地域活性化などに向けて尽力。公認会計士として市内の経済活動の基盤を支えてきた。中村氏は山形商議所の部会長を務めるほか、県倫理法人会では指導的立場を歴任。老舗食品原材料卸売会社の代表として食品産業界の発展に貢献する。
同賞は両羽銀行(現山形銀行)頭取などを務めた経済学者・三浦新七博士の功績をたたえ、1963(昭和38)年度に創設された。本年度で受賞者は102個人、57団体となった。
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