東北中央道開通後、交通量1.2倍に 東根北-村山本飯田、国道13号と合わせ

2022/12/8 08:02
東北中央自動車道の東根北―村山本飯田ICが開通し、交通量の増加が見られた=村山市

 国土交通省山形河川国道事務所は7日、開通した東北中央自動車道東根北―村山本飯田両IC(インターチェンジ)間の交通状況を発表した。1日平均の交通量は約1万4300台で、国道13号と合わせた交通量は開通前の約1.2倍となった。同事務所によると、最上地方と首都圏が高速道路で直結し、福島や関東方面からの来訪が増えたとみられる。

 同区間は10月29日に開通し、調査は11月5~11日に実施した。1日平均の交通量は平日が約1万3600台、休日が約1万6千台だった。一方で並行する国道13号の交通量は減少し、混雑緩和につながったとされる。開通前と比較して平日は3割減の約1万8600台、休日は4割減の約1万6700台だった。

 東北中央道の他区間でも交通量が増加した。大石田村山―尾花沢は約1.3倍、福島大笹生―米沢八幡原と舟形―新庄はともに約1.1倍となった。

 今回の数値は速報値のため、同事務所は調査を進めて詳細な交通量の変化や整備効果を示すとしている。

高速道効果、周遊に—沿線観光関係者

 東北中央道東根北―村山本飯田両インターチェンジ(IC)間の開通から1カ月余り。最上地域と首都圏が高速道路網で結ばれ、沿線の観光関係者からは、開通効果とにぎわい創出への期待の声が上がった。

 尾花沢市の「道の駅尾花沢花笠の里ねまる」は、11月の来客数が前年同期比で約20%増、売上高が約30%増と好調。宮城県中心の車両ナンバーだったが、開通後は福島県や関東圏が増えたという。「全国旅行支援が重なったこともあり、平日でも駐車場がいっぱいの印象」と遠藤愛美(いつみ)サブマネージャー(42)。観光案内機能を充実させる考えで「近隣市町を含めた周遊観光につなげ、誘客効果を持続させたい」と話した。

 新庄IC付近の交通量を気にかけているという新庄観光協会の武田一夫会長(75)は「開通後、往来車両を見ているが、増えている印象だ」と話す。ただ、新庄ICで降りた車が新庄市街地まで足を運んでいるかはつかみ切れない。一方でJR新庄駅の観光案内所を利用する人は増えており「高速道の効果でさらに増えるかは、これからではないか」と見通した。

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