鶴岡で鳥インフル疑い 養鶏場の7羽、簡易検査陽性

2022/12/8 07:18
山形県庁(資料写真)

 県は7日、鶴岡市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が確認されたと発表した。県の簡易検査では対象の7羽全てが陽性だった。県内の養鶏場で疑いのある事例の発生は初めて。遺伝子検査で陽性となれば、8日朝にも関連する養鶏場を含め計約6万7千羽の殺処分を始める。

 県によると、7日午前9時40分ごろ、鶴岡市の養鶏場で採卵鶏計7羽が死んだり、衰弱したりしていた。県の簡易検査で、死んだ5羽と衰弱した2羽がいずれも陽性だった。8日未明に遺伝子検査の結果が判明し、午前8時には陽性(疑似患畜)かどうか分かる見込み。陽性はその後の国の検査で確定となる。

 鶴岡市の養鶏場で約2万7千羽、関連する庄内町の養鶏場で約4万羽が飼養されている。両農場で鶏や飼料などの行き来があった可能性があり、それぞれで殺処分を行う方針。

 7日夜に県庁で対策本部会議が開かれ、幹部職員らが陽性となった場合の対応を確認した。吉村美栄子知事は「早急に防疫措置を講じることができるよう連携態勢を構築してほしい」などと指示した。

 県内では鶴岡市内の池で11月、野生のコハクチョウ1羽の死骸から高病原性鳥インフルエンザが確認されている。

人への感染、可能性低い

 農林水産省によると、鳥インフルエンザはA型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥の病気で、人に感染する危険性は極めて低いという。病原性やウイルスの型によって、「高病原性鳥インフルエンザ」や「低病原性鳥インフルエンザ」などに区別される。万が一、感染した鶏の肉や卵を食べたとしても、加熱していればウイルスは死滅し、感染の発生が分かった農場や鶏舎の肉や卵が出回ることはない。

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