仏クルーズ船、酒田本港エリアへ入港検討 来春寄港予定、市街地への経済効果期待

2022/12/7 10:28

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 国際クルーズ船の受け入れ再開で、来年4月に酒田に初めて寄港予定の「ル・ソレアル」(仏船籍、1万992トン)が、酒田港の本港エリアに入港を検討していることが6日、関係者への取材で分かった。岸壁の機能などで本港に接岸できないため、乗客は小型船に移り、上陸する計画。本港は従来の接岸場所・古湊(こみなと)ふ頭よりも市街地に近く、観光面での効果が期待されている。

 国際クルーズ船は、「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルス集団感染の発生や、その後の感染拡大で2020年3月以降、受け入れが停止された。国土交通省は先月15日に受け入れ再開を発表。酒田港では来年4月にル・ソレアルを含めて延べ5隻が、11月に1隻が入港を予定。計6回の寄港が実現すれば過去最多で、乗客募集は始まっている。

 ル・ソレアルはフランスのポナン社が運航する比較的小型のラグジュアリー船。大型船が入れない港や地域でのツアーを特徴としている。酒田寄港は「北前航路たどる旅」と題した4月11日から12日間のクルーズで、小樽を出航し、佐渡、萩、韓国・釜山などを経由し、横浜まで航海。酒田寄港は13日午前7時の予定で、滞在は11時間ほどだ。本港エリアは「さかた海鮮市場」などがある観光スポットで、市街地から離れた古湊ふ頭に比べ、酒田市内観光や庄内各地へのアクセスがいい。

 港の利用や、新たな受け入れ方法などで国や県など関係機関の調整が必要になる。他の国際クルーズ船を含め、検疫体制などは不透明な点が多く、集団感染のリスクもなくなってはいない。関係者は「課題は多いがクルーズ船受け入れ再開による経済効果を期待したい」と話している。

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