鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)で6日、新年に向けた縁起物作りが始まった。明るい新年を願いながら、参拝客を迎える準備を進めている。
同神社の神主やみこが斎館で作業した。長さ45センチの破魔矢に、来年のえと・ウサギの絵馬や、魔除けとなる五色の布、開運を願う鈴などを金色のテープで取り付け、透明な雪よけの袋に丁寧に包んでいた。
縁起物作りは今月中旬まで続き、えとの土鈴や熊手などを含め約5千体を用意し、17日から頒布する。また、元旦からの頒布に向け、ウサギや松竹梅、旧庄内藩主酒井家の家紋を表した切り絵の御朱印紙2千枚を準備する。石原宮司は「来年は新型コロナウイルスと対決するのではなく、共生する年としたい。参拝客の皆さまにも恐れることなく、前に進む1年になってほしい」と話していた。
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