米沢商業高(米沢市、伊藤広幸校長)と、ローソン(東京)が共同開発した県産のつや姫とリンゴゼリーを使った米粉パン「もっちりんごパン」の販売が6日に始まり、同校の生徒が米沢市内の店舗で自信作をPRした。
開発に携わったのは同校総合ビジネス科1年の大内琉々華(るるか)さん(15)、深心美(ふかここみ)さん(16)。2人が発案し、県などが主催の「高校生山形のうまいもの米粉商品開発コンテスト」で「ローソン賞」を獲得した米粉パンを基に開発した。商品名も生徒のアイデアだ。
2人は今年5月からコンテストに向けて、試作を繰り返した。パンの中に入れるのは、米沢ならではの食材にしようとリンゴに着目。実際に使われているのは県産リンゴのゼリーだが、コンテストではSDGs(持続可能な開発目標)も意識し、規格外で出荷されない舘山リンゴの活用を提案した。
もっちりとした生地とリンゴのシャキシャキとした食感がポイント。2人は「山形の食材のおいしさをダブルで伝えられたら、うれしい」と話している。1個154円。東北地区のローソン約1170店で1カ月間程度、販売する予定。
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