日本画家で村山市名誉市民の故高嶋祥光さんの日本画などを紹介する特別展が、同市の最上徳内記念館で開かれている。修復作業を終えた長さ7メートルの長絵巻物が飾られ、繊細なタッチの雪景色が訪れた人を魅了している。
特別展は高嶋さんの没後35年と、8月に長絵巻物などの修復が完了したことを記念し同館が企画した。冠雪した甑岳(こしきだけ)や絵日記、祥光と名乗る以前の「雲峰(うんぽう)」時代に手がけた掛け軸など21点を展示。同館職員の鈴木正人さん(66)は「素朴で温かみのある絵を見て安らぎを感じてほしい」と話している。
展示は来年1月17日までで、今月25日には作品の入れ替えを行う。入館料300円(高校生以下無料)。
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