県立高、ICT人材育成に向けリーダーが推進 県教委、好事例や課題共有

2022/12/5 11:02
高校のICT教育推進担当教員らが集まり、活用事例や課題を共有した研修会=山形南高

 県教育委員会は、ICT(情報通信技術)を効果的に活用できる県立高校教員の育成を進めている。トップリーダーとなる教員8人を「ICT教育推進委員」として任命しているほか、各高校に推進担当教員を配置。好事例や課題を共有し、現場への浸透を図っている。

 ICT教育推進委員は県内4地区に2人ずつ、異なる教科の教員が選出されている。ガイドラインや活用事例の紹介、先進事例の研究や開発を行い、他の教員を先導する。本県のペースで取り組みを進めていくとの思いから「Yamagata Pace(ペース)」の愛称が付けられた。

 本県の県立高には他県に先駆けて生徒1人に1台のタブレットが配備された。教員にも配布されているが、年代や得意不得意により活用には温度差がある。ただ、職員会議の資料をペーパーレス化した学校もあり、苦手な人も避けて通れない状況となっている。

 山形南高に2日、村山地区の高校のICT推進担当教員が集まった。Yamagata Paceの2人とグーグルの社員が加わり、効果的な授業への活用や、現場の教員にどう広めるかを考えた。参加者からは、研修を短時間にして多忙な教員でも参加しやすくする工夫や、ICTを得意とする教員が同僚に授業を公開するといった取り組みが紹介された。

 Yamagata Paceの一人として参加した本田あかり教諭(山形南高)はグーグルのアプリを使い、生徒に授業を進めてもらう自らの実践を紹介した。急速なICT化が教員の負担となることも懸念されるとし「無理が生じないように少しずつ、少人数の気軽な研修会を企画したり、普段から先生が教え合ったりすることが大切」と呼びかけた。

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