国土交通省最上川ダム統合管理事務所は2日、長井市の長井ダムについて、今年8月の記録的豪雨により崩落したダム湖へのアクセス道路の応急復旧がおおむね完了し、この道を活用した水陸両用バス運行などが来年度、再開できる見通しとなったと発表した。
崩落した「折草沢管理用道路」の応急復旧は10月中旬に始まり、折草沢に流れ込んだ土砂を撤去したほか、崩れた道路約220メートル区間に盛り土を施して車が通れる状態に戻した。舗装は来年春にも着手し、順調にいけば例年5月下旬の水陸両用バス運行開始に間に合うという。沢の上流部などの復旧工事が続くため、一般車両の通行は引き続き制限する。
管理用道路は8月3日の大雨で路幅全体が崩落。湖面へ下りることができず、水陸両用バスや秋の遊覧船運航など、ダム湖を生かした各種観光事業が中止を余儀なくされた。三淵渓谷ゴムボートツアー発着場所の合地沢湖面広場の利用は9月に再開している。
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