東北公益大公立化、基本合意 県と庄内5市町、機能強化も

2022/12/1 07:51
東北公益文科大の公立化と機能強化に向け基本合意した意見交換会=三川町・県庄内総合支庁

 庄内地域2市3町の首長らと平山雅之副知事は30日、三川町の県庄内総合支庁で、東北公益文科大(酒田市)の今後の運営などで初めて意見交換し、同大の公立化と機能強化で基本合意した。吉村美栄子知事は本年度内に方向性を示すとしており、県と庄内各市町の合意によって公立化と機能強化に向けた動きが大きく前進した。

 冒頭部分以外は非公開。会合後、平山副知事が取材に応じた。丸山至酒田市長からは、少子化の影響でより厳しい経営が想定され、安定運営に向け、公立化は欠かせないとの意見が出されたという。他の首長らは機能強化と併せ、同大の魅力づくりの必要性を指摘。県は、公立化で県外の進学希望者が増えた場合、地元の若者定着でマイナス面もあることを示したという。

 平山副知事は「初めて設置自治体の首長の意見を直接聞き、有意義な議論と合意形成ができた。今後は公立化と機能強化に向け、経費面など、より具体的な議論と検討を進める」と述べた。

 同大は2001年4月、県や庄内地域の市町が設立し、法人が運営する公設民営の私大として開学。副知事、酒田、鶴岡両市長が副理事長を務めている。近年は定員を満たしているが、今後の経営安定化や、吉村美栄子知事が21年の知事選で公約に掲げたことも踏まえ、大学や庄内地域の市町は公立化と機能強化に向けて県に早期の実現を要望していた。

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