蔵王の魅力を国内外にPR DMC発足・山形で記念講演、商談会

2022/11/30 13:48
蔵王の国際的観光地化に向け、DMCを成長させる重要性などを学んだ講演会=山形市・ジュピア

 山形市の蔵王の国際的観光地化に向け、DMC蔵王温泉ツーリズムコミッティ(岡崎弥平治社長)が発足した。通年型マウンテンリゾートとしてのブランド確立を図り、国内外でのプロモーション活動や旅行商品の企画販売に取り組む。発足記念の講演会と商談会が29日、同市蔵王温泉のジュピアで開かれ、地元事業者が旅行客のニーズや地域の魅力を再認識し稼ぐヒントについて理解を深めた。

 DMCは観光地域づくりを主導する会社を意味し、蔵王温泉旅館組合や蔵王索道協会などが出資した。市場調査などを行い、地域全体の稼ぐ力を高め、四季を通じた魅力の効果的なプロモーションにつなげる。

 蔵王温泉観光協会によると、バブル期は冬の団体旅行による収入が大きかったが、スキー客の減少に伴い10年ほど前からはグリーン期の観光を意識した。新型コロナウイルス禍を経て旅行は個人化した一方で、旅館や観光施設はコロナ禍で業績が上がらず、近年は誘客にかける資金が不足。多様な旅行や滞在スタイルを受け入れる準備が十分でないという。現在は観光庁の補助事業を活用し14億円規模で宿泊・観光施設の改修が進んでおり、ハード面は整いつつある。

 商談会には国内大手の旅行会社などが参加し、地元宿泊施設が価値の高いプランの作り方について意見を交わした。講演会では東北観光推進機構の紺野純一理事長が東北を訪れる旅行客の傾向を紹介。「『蔵王』は海外のマーケットに響く大きな財産」とし、視野を広く持ちDMCを成長させる重要性を説いた。

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