県内、お歳暮商戦スタート 物価上昇、人気は日用品

2022/11/26 08:20
県内でお歳暮商戦が始まった。各店はニーズの多い3千~5千円の商品を充実させている=山形市・エムアイプラザ三越山形店

 県内各店でお歳暮商戦が始まった。各店はニーズの多い3千~5千円の商品を充実させ、自家用を豊富にそろえた店も。各店は12月中下旬がピークとにらみ、年始の需要を見込み、1月まで受け付ける店もある。一方で、物価上昇に伴い、日用品を贈答品に選ぶ人が増加。新型コロナウイルス禍による外出控えのため、ECサイトの売り上げが伸びている。

コロナ禍影響、ECサイトの売り上げ伸びる

 創業地と物流拠点が山形市のカタログギフト最大手リンベル(東京)は、千円台から5万円台まで幅広い品ぞろえ。果物や肉などの食品の他、おせち料理や啓翁桜も扱う。3千円台、5千円前後が売れ筋で、自社の調査データを基に酒のギフトコースを増やした。受付期間は1月末まで。

 エムアイプラザ三越山形店(山形市)は自宅用の商品を充実させた。他に鍋物やハムなど年末用食品、定番の乾麺、スープ、菓子、ビールも人気だ。持ち帰り用は3千円台、発送用は4千円以上の売れ行きが良いという。12月21日まで特設カウンターを設ける。

 藤崎山形店(同)は今年から準備した庄内グルメカタログが好評で、今季も庄内地域産の食品を売り込む。仙台市に本店を置く同店らしく牛タンや笹かまぼこのニーズも根強い。セリ鍋も新たにラインアップした。受注会場の受付期間は12月21日まで。

 県観光物産会館ぐっと山形(同)は県産品を中心に約100セットをピックアップし、来年1月11日まで贈り物コーナーを開設。県産のすき焼き用牛肉が人気で、乾麺や酒も好調だ。

 イオン東北(秋田市)は県内の系列31店でカタログを置き、そのうちイオン、イオンスタイルの計7店では特設コーナーを開設した(期間は店舗ごと)。約1700品目を扱い、3500円台が充実している。

負担軽減、少しでも

 原材料やエネルギーの価格高騰に伴う物価上昇は、県内のお歳暮商戦にも影響を与えている。

 ぐっと山形では原材料価格の上昇に加え、包装資材などの価格高騰の直撃も受け、価格が2割アップした商品もある。一方、米沢牛や山形牛、蔵王牛の肉は納入業者が価格を据え置き、今季も一番人気だ。各店も似たような状況で、円安のため輸入原料を使う商品の価格改定が目立つ。その中で、割安感のある送料無料の品の引き合いが強い。

 贈り先の生活負担を少しでも軽減しようと、贈答品に生活必需品を選ぶ人も増えている。イオン東北の担当者は「物価上昇に伴いお客さまの生活防衛意識が高まり、コーヒーや調味料、食用油など日常的に使う商品が好調に推移している」と話す。リンベルもお歳暮として喜ばれると考え、ウェブサイト上では調味料など日常生活でよく使われる商品をプッシュしている。

 コロナの感染再拡大を受けて来店を避ける人が多いため、藤崎ではECサイトの売り上げが3割ほど増えた。山形、鶴岡両市など東北各地に置くサテライト店も好調だという。

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