発熱外来、体制拡充へ インフル同時流行に備え・県、医師会など

2022/11/23 07:52

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 新型コロナウイルスの県内新規感染者が22日に過去最多を更新するなど再拡大が顕著になる中、冬場にはインフルエンザとの同時流行も懸念され、県と県医師会などは、発熱外来を拡充する医療体制の整備について調整を進めている。同時流行時には、発熱患者数が現在の診療可能人数を大幅に上回る状況も想定される。

 厚労省の通知に基づき、県内の新型コロナとインフルエンザのピーク時の患者数を県が試算したところ、1日当たりの患者数は計6425人(新型コロナ3724人、インフルエンザ2701人)。このうち、5688人が発熱患者として医療機関を受診する可能性があるとされる。

 現在の診療・検査医療機関の1日当たりの診療可能人数に当てはめると、平日で114人、土曜で2488人、日曜・祝日で5208人が受診できない恐れがあると推計されている。

 このため県は、従来設定している診療時間の延長、452ある診療・検査医療機関(22日現在)の拡充により、発熱患者の受診枠を増やすことを要請。平日と土曜について、1日当たり300人程度の診療可能人数の増加を目指す。医師会側も同時流行時の対応として検討を進めている。

 県コロナ収束総合企画課は「新型コロナとインフルエンザの同時流行の可能性も想定し、体制整備に努める」としている。県医師会の中目千之(なかのめちゆき)会長は「感染拡大の波をできるだけ低く抑えることが安定した医療提供体制の維持につながる」と強調。新型コロナ、インフルエンザ双方のワクチン接種や意識的な換気など、基本的対策の重要性を改めて呼びかけている。

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