村山出身・草苅さん、マラウイで食堂オープンへ 若者の職業訓練の場、地域の拠点にも

2022/10/7 22:03
村山市出身の草苅康子さん(中央)たちが立ち上げプレオープンしたローカル食堂「ZATHU(ザトゥ)」=マラウイ・ケープマクレア

 アフリカ南東部の国マラウイで、村山市出身の草苅康子さんが設立に取り組んでいた現地のローカル食堂が、プレオープンにこぎつけた。本業である地域開発研究との相乗効果も目指した実践活動で、10月のグランドオープンに向け、地元の若者とともに、運営を軌道に乗せようと奮闘している。

 草苅さんは大学卒業後、青年海外協力隊員として同国で活動した経験があり、2021年6月からは、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム研究員として、再び同国に赴任した。

 草苅さんが住む同国の有名な観光地マラウイ湖沿いにあるケープマクレアは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で観光客が激減。若者の失業者が増加したことから、感染症予防やスポーツを通した国際協力を行う団体「A-GOAL(ゴール)」とともに農園を立ち上げ、そこで育てた野菜と湖の魚を使った料理を提供するローカル食堂の建設に取り組んできた。

 クラウドファンディングなどで資金を集め、約400平方メートルの敷地を確保。6月に着工し、8月末までにバーカウンター付きのメインダイニング、サブダイニング、キッチン、トイレを整備した。メインダイニング脇にはテラス席もあり、合わせて約50人を収容できる。

 店名は「私たちの」という意味の「ZATHU(ザトゥ)」。地産地消や地元の若者の職業訓練の場、地域の拠点といった役割を併せ持つ施設を目指す。今月15日ごろのグランドオープンに向け、最後の準備を重ねている。

 草苅さんは「店内は砂を敷いてビーチの雰囲気を出している。お客さんから『おいしい』と言ってもらえてうれしい。地域の雇用や活性化につながるよう取り組んでいきたい」と話している。

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