米沢牛、全国の「ひかり」に 「和牛五輪」鹿児島で開幕

2022/10/7 11:48
全国和牛能力共進会に出場する「ひかり号」と池内春日さん(左)、横山竜悟さん=川西町・置賜農業高

 日本一の和牛を決める国内最大の品評会「第12回全国和牛能力共進会」が6日、鹿児島県霧島市をメイン会場に開幕した。5年に1度の開催で「和牛のオリンピック」と呼ばれ、41道府県から438頭が出品。後継者育成として新設された「高校および農業大学校の部」には、川西町の置賜農業高(鈴木通明校長)の生徒が手掛けた「ひかり号」がエントリーした。

 「ひかり号」の世話に当たったのは同校生物生産科3年の池内春日さん(17)と横山竜悟さん(18)。同校では共進会に高校生の部が創設されることが決まった前回大会後から準備を進め、仔牛を生ませた。将来、畜産の道を希望する池内さんと、学校の「アグリサイエンス部」に所属して牛を扱っていた横山さんが担当者として昨年11月に任命された。

 共進会では、牛の体の大きさや体型、毛並みなどに加え、歩き方やきれいな立ち姿も審査され、手綱を放しても牛が静止したままでいるよう教え込まなければならない。最初の頃は、2人が誘導しても牛舎にも入ってくれない状態で、横山さんは「蹴られたり、角で突かれたりした」と話す。置賜地域の農家の力も借りて訓練を重ね、「手綱を放しても止ってくれたときは感動した」と振り返る。

 本番に向け池内さんは「米沢牛という全国に知られたブランドは傷つけられない。たくさんの農家からの期待にも応えるため、日本一になって感謝を表したい」と意気込みを語った。

 共進会は、体格や毛並みの良さを競う「種牛の部」と、肉質を競う「肉牛の部」もあり、月齢や性別などで計9区に分類して審査。県内からは計10頭が出品され、最終日の10日に最高賞が選ばれる。

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