長谷部(PI)準V、挑戦は続く とちぎ国体・重量挙げ成年男子55キロ級スナッチ

2022/10/7 08:48

 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」は主会期第6日の6日、小山市立体育館などで13競技を行い、重量挙げ成年男子55キロ級の長谷部達也(プレステージ・インターナショナル)がスナッチで準優勝した。

 ライフル射撃は少年女子ビームピストル(60発)の高橋杏奈(南陽高)が8位入賞を決めた。ボクシングは成年男子ウエルター級の稲葉翔(明大・日大山形高出)、成年女子フライ級の尾関奈津美(日体大・同)、少年男子でピン級の安食諒哉(日大山形高)、ミドル級の稲葉駿(同)が初戦を突破して8強入り。陸上少年男子A300メートル障害で紺野稜真(九里学園高)が決勝進出を決めた。馬術成年男子馬場馬術は山形市出身でリオデジャネイロ五輪代表の原田喜市(岡山・ディエゴ)が7位だった。

【スポット】存在感示すも、評価は辛口

〈重量挙げ成年男子55キロ級スナッチ〉大会記録を上回る106キロをマークして準優勝した長谷部達也(プレステージ・インターナショナル)=小山市立体育館

 高みを見据えてきた22歳の表情は浮かないままだった。重量挙げ成年男子55キロ級の長谷部達也(プレステージ・インターナショナル)はスナッチで準優勝。大会記録を上回り、存在感を示したものの、「ふがいない」とぽつり。辛口の自己評価は高い理想を追い求めるからこそだ。

 減量の影響に不安を抱えながらの試技だったが、2回目に大会記録を1キロ更新する106キロを持ち上げた。1キロ上の新記録を樹立したライバルを逆転すべく、最終3回目は108キロに挑戦。失敗に終わったが、トップ争いは最後までハイレベルだった。

 とはいえ、大会前は日本記録(115キロ)の更新も視野に入るほど好調な時期があっただけに「納得のいく結果ではない」。手応えをつかんでいたからこそ反省ばかりが口を突いた。続くジャークは集中力が切れたかのように3回とも失敗。「体調管理で甘さがあった」と悔やんだ。

 競技を始めた酒田光陵高時代に全国制覇を成し遂げ、中大では世界ジュニア選手権の代表入りを果たすなど、着実な成長曲線を描いてきた。社会人となった今春からは再び高校時代の恩師・冨樫和也監督の指導を受け、実力に磨きをかけている。

 体調面を考慮し、階級を上げることも検討。来年の全日本選手権を見据え「しっかりと戦える体をつくり上げて結果を出す」と雪辱を誓った。

少年女子ビームピストル、高橋(南陽高)8位

〈ライフル射撃少年女子ビームピストル決勝〉初出場で8位入賞を果たした高橋杏奈(南陽高)=宇都宮市・栃木県総合教育センター体育館

 ライフル射撃少年女子ビームピストルの高橋杏奈(南陽高)は初の国体で8位入賞。決勝では会場の雰囲気にのまれ、力を出し切れなかったが「成績を残せたのは収穫」と笑顔をのぞかせた。

 大舞台に手が震え、予選ではミスショット。「終わったかな」と動揺もしたが、次第に立ち直り、終盤は高得点を連発。同点タイの8位となり、最終10発の合計得点差までもつれながら決勝進出を決めた。「正直ほっとした」。

 決勝は10発を撃った時点で8位。上位と点差が開き、その後の勝ち抜き戦で脱落した。周囲の実力者たちに気を取られ、集中し切れず「照射時に、腕を降ろすスピードが速すぎた」とも。

 ただ「経験不足な分、伸びしろはある」と加地信彦監督。成長著しい2年生は「試合中の修正力を身に付け、来年はより上の順位で終えたい」と先を見据えた。

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