「義男畑」のレガシー、形に 上山のワイナリー、半世紀栽培のカベルネで醸造

2022/10/6 12:31
「ウッディファーム&ワイナリー」が発売した「ヨシオ カベルネ・ソーヴィニヨン」。ラベルには義男さんの写真をデザインしている

 上山市の蔵王ウッディファーム(木村義広社長)のワイナリー「ウッディファーム&ワイナリー」が今月、辛口赤ワイン「ヨシオ カベルネ・ソーヴィニヨン」を発売した。義広社長の父義男さん(95)が半世紀にわたり育てたブドウ品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」で醸造。義男さんの引退でブドウの木は既に伐採され、義広社長は「私たちにとってのレガシー(遺産)」と話す。

 ブドウ農家だった義男さんは1974(昭和49)年、同市内の標高300メートルの斜面約20アールにカベルネを定植した。大切にブドウ畑を守り続け、社内では親しみを込めて「義男畑」と呼ばれていたという。義広社長は「父は『ここだけは任せてくれ』と言っていた」と振り返る。木の幹が太く、冬場の雪下ろし作業が大変になってきたことなどから、義男さんは2020年産の収穫を最後に引退。その後、伐採され、別の品種に植え替えられた。

 今回の発売は19年産ワインで、敬意を払い、商品名に名前を入れた。糖度と酸味のバランスが絶妙で、試飲した義男さんは「これまでのカベルネで一番おいしい」と話しているという。義広社長は「義男畑」最後の20年産ワインも「いい出来になりそうだ」と期待を寄せる。

 19年産ワインは1300本を生産。750ミリリットルで5280円。アルコール度数は12度。今月1日に同ワイナリーの店舗で販売を始め、県内酒販店でも順次取り扱う。問い合わせは同ワイナリー023(674)2343。

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