樹氷の未来に高校生の力 村山産業3年生、蔵王でアオモリトドマツ稚樹採取

2022/10/5 11:25
稚樹を掘り取る村山産業高の生徒たち=山形市・蔵王ロープウェイ樹氷高原駅近く

 蔵王に広がるアオモリトドマツの枯死や再生について研究している村山産業高(村山市、伊藤久敏校長)の3年生らは4日、山形市の蔵王ロープウェイ樹氷高原駅近くで、植物バイオテクノロジーを活用した研究に必要なアオモリトドマツの稚樹を採取した。

 生徒8人は農業環境科緑地保全コースで、森林科学などについて学習している。このうち3人が本紙報道などで知った樹氷の現状を憂い、アオモリトドマツの保護を研究課題に決めた。世界でも希少な現象である樹氷と自然環境を守り、アオモリトドマツの保護活動に寄与することを目指し、芽を培養し増殖させる研究を行う。

 林野庁山形森林管理署の五十嵐伸哉地域林政調整官の指導を受けて、やぶの中から高さ30センチほどの稚樹を掘り取った。稚樹は同校に持ち帰って育て、苗木を増やす技術の研究に生かす。冨岡大輝さん(17)は「地蔵山頂駅付近は全て枯れ、事態は深刻だ。樹氷をなくすのは惜しい。微々たる力かもしれないが、以前の姿に戻す活動に関わりたい」と話した。

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