県内観光客3005万人、依然低調 21年度、コロナ前比33%減

2022/10/5 09:30

 県は4日、2021年度の県内への観光客数が前年度比9.3%増の3005万8900人だったと発表した。各種キャンペーンなどもあり前年度を上回ったものの、19年度比では33.7%減と、新型コロナウイルス感染拡大以前の水準を大きく下回る状況が続いている。東日本大震災直後の11年度比でも15%以上減少した状態だ。

 21年度観光客数の内訳は県内客が11.7%増の1838万9千人、県外客が5.6%増の1166万9900人。コロナで大きく落ち込んだ県外客の回復は遅れており、19年度比で約6割にとどまった。

 月別では、前年に緊急事態宣言が出された4、5月はそれぞれ前年同月比94.9%増、104.5%増と大幅に伸びた。県観光復活戦略課は、東北デスティネーションキャンペーン(4~9月)の展開も増加に寄与したと分析する。一方、8~11月は前年に実施された観光支援策「Go To トラベル」がなかったことから、4.4~8.8%の減少となった。

 地域別では村山の伸びが最も大きく、11.0%増の1349万1900人。庄内は8.2%増の870万7300人、置賜は7.4%増の623万4800人、最上は7.8%増の162万4900人だった。

 同課によると、今年4月以降も回復基調は続いているものの、コロナ禍前との差は依然として大きい。11日からは全国旅行支援が始まり、県外客の増加も見込まれるとして期待を示しつつ、アフターコロナに向けてインバウンドなどの準備も進めたいとしている。

スキー場28%増、観光道路は苦戦

 調査は前年と同数の県内358カ所の観光地を対象に行った。類型別では道の駅が5.3%増の695万1千人、温泉が7.8%増の630万4千人。名所・旧跡は12.5%増の415万9千人、スキー場は28.0%増の79万4千人だった。観光道路が唯一減少し、8.2%減の89万人。

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