進む主稜線、広がる絶景 朝日連峰「紅葉を求めて」縦走ルポ(中)

2022/10/3 22:24
以東岳の頂上直下からは大朝日岳(中央奥)からたどってきた主稜線を望むことができた=9月30日午後3時41分

 山形新聞の登山パーティーが朝日連峰を縦走した3日間は夏と秋の端境を歩む時間となった。行程2日目は最高峰の大朝日岳(1870メートル)から以東岳(1771メートル)に至る主稜線(りょうせん)歩き。360度のパノラマなど縦走の醍醐味(だいごみ)を味わい、秋を求め歩いた。

 9月30日午前5時33分、日の出の瞬間は大朝日岳山頂で迎えた。澄んだ空気の中、東にそびえる蔵王連峰のかなたからオレンジ色の光が浮かんできた。

 紅葉を追う縦走は暑さの影響で時期的にやや早かったようだが、連峰は広大。大朝日岳から北上した竜門山(1688メートル)寒江山(1695メートル)などの稜線には、山肌に薄化粧をしたような「秋」が点在し、赤や黄に色づいた木々が現れるたびにカメラのシャッターを切った。

 好天の日差しはまるで夏山が再来したようだった。汗を拭いながら到着した以東小屋では白ワインを携えた管理人、宿泊客を交え、山談義で夜が更けた。晴天の主稜線歩きと山小屋で催されるささやかな宴。山において、これ以上の至福があるのだろうかと思わされる一日だった。

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