オートバイ、人気加速 コロナ禍でも世代、性別超え自由な旅

2022/10/3 09:01
ツーリングを楽しむ人たちが増え、バイクがずらりと並ぶ=2日、米沢市・道の駅米沢

 新型コロナウイルス禍でも自由な旅が楽しめるとして、オートバイの人気が世代を超えて高まっている。若いころバイクに親しんだ中高年が再び乗る「リターンライダー」をはじめ、アウトドアの流行や人気漫画の影響もあって若者や女性の間でも愛好者が増えている。広がる人気に納車が追いつかず、車種によっては半年以上かかる場合もあるようだ。

【米沢】

 ツーリングの立ち寄りスポットには単車がずらりと並ぶ。米沢市の道の駅米沢では2日、朝5時に出発したというともに茨城県北茨城市の自営業佐藤貞義さん(51)、鉄浩文さん(41)が「景色を楽しめて、全身で風を感じられるのが魅力」と声をそろえた。16歳からのバイク好き。「コロナ禍か漫画の東京リベンジャーズの影響か、旧車が高騰し、物によっては以前の倍以上の価格だ」と話した。

【山形】

 山形市の県観光物産会館・ぐっと山形を訪れた福島県桑折町陣屋、会社員花井岳志さん(39)は、昨夏に注文したバイクが今年3月に納車された。「バイク人気が影響し、店が忙しくて遅くなったと聞いている」と話した。

【鶴岡】

 新潟県村上市岩船、会社員田口宏光さん(46)は秋田に向かう途中に鶴岡市へ。リターンライダーで、今年5月に大型免許を取得した。「(中古だが)大型は比較的待たずに購入できる」といい、ブルーの車体にまたがった。

【長井】

 「バイク神社」と呼ばれ、全国のライダーが訪れる長井市の総宮神社。参拝者は昨年比で3割ほど増えた。安部義朋宮司(55)によると、20~30代の若者や女性が増えているという。密を避けた移動手段としてだけでなく、「『このバイクに乗りたい』との憧れも多い印象。若者の『車離れ』はバイクに当てはまらないらしい」とした。

納車「半年待ち」

 バイク店のホンダドリーム酒田(酒田市)の荒生卓真店長(36)は、キャンプなどと並び、コロナ禍でも楽しめる屋外レジャーとして乗り始める人が増えているとみる。大型でパワフルなバイクより、手頃な価格で、大きくない車種が選ばれ、自分なりのカスタムを楽しむ人も。「海外旅行に行けない分、バイクに投資する人も増えているようだ」と語る。

 ハヤサカサイクル山形店(山形市)では現在、車種によっては納車が半年以上かかる場合もあり、丹野信一店長(56)は「教習所も混み合っているようだ」と話す。人気は125ccや250ccクラスで「キャンプの荷物を載せられるような車種が好まれる」。レンタル事業も好調で「冬に乗るのは難しい山形だが、温泉や食などツーリングスポットには恵まれている」と、バイクの魅力が広まることに期待した。

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