メタボ予防にプロポリス 鶴岡・メタジェンなど、研究腸内環境改善し効果

2022/9/30 09:25

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 メタボリック症候群の原因として注目される「サルコペニア肥満」について、メタジェン(鶴岡市)などの研究グループは29日、ミツバチ由来の物質「プロポリス」が腸内環境を改善し、発症を予防することを明らかにしたと発表した。有効な薬剤がない中、治療法の開発に寄与する成果としている。

 プロポリスはミツバチの巣に使われている樹脂状の物質。抗炎症、抗菌などの作用が知られている。過食と不活動で症状を起こしたマウスに投与し、代謝障害や腸内細菌・代謝物質を評価した。

 投与しない場合と比較した結果、握力と骨格筋、骨格筋中のアミノ酸の増加を確認。血糖値を正常に戻す能力の改善や内臓脂肪の減少、筋萎縮と炎症に関わる遺伝子の発現低下が見られた。整腸作用で知られる短鎖脂肪酸濃度も高まった。

 糞(ふん)を移植したマウスにも同様の効果が認められ、改善作用が腸内環境を通じてもたらされていることが示唆された。

 同社は慶応大先端生命科学研究所発のバイオベンチャー企業。京都府立医科大大学院医学研究科、山田養蜂場などとの共同研究で、国際科学誌に掲載された。

サルコペニア 「筋肉」「減少」を意味するギリシャ語を合わせた造語で、筋肉の量が減少していく老化現象。「サルコペニア肥満」はさらに体脂肪の増加が重なった状態で、要介護リスクが高まることが報告されている。

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