スマート稲作、今年の出来は 高畠・実証実験の収穫作業

2022/9/30 08:53
収穫した稲の収量やタンパク質量が数値化されるモニター=高畠町小其塚

 収穫した稲の収量とタンパク質量を数値化できる機能を持つコンバインの実証実験が29日、高畠町小其塚の圃場で行われた。昨年、同一の圃場で得たデータを参考に栽培された稲の収穫作業が公開され、参加者が最先端のスマート農業の技術に触れた。

 実証実験は県置賜総合支庁が主催し、黒沢ファーム(南陽市、黒沢信彦社長)が所有するコンバインを使用した。農機具メーカー・クボタ製で価格は約2300万円。収量・食味センサーが備わり、圃場の区画ごとの収量やタンパク質量を可視化するマップを作成できる。これを基に肥料の量を調整し、区画ごとの味の均一化などが期待できる。

 この日は、昨年のデータを生かして施肥した圃場60アールで「つや姫」の収穫作業を実施した。今回得たデータは来年の栽培に生かされる。黒沢社長は「経験と勘では分からないことをデータでカバーできる」と有効性を説明。農業技術普及課の本田浩央普及推進主幹は「高齢化と人員不足が深刻な中、生産力を維持するためにスマート農業を普及する方策を検証していきたい」と話していた。地元の生産者ら約30人が参加した。

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