安倍元首相への芳名帳、国葬事務局受け取らず 酒田市受け付け分

2022/9/27 08:56
安倍晋三元首相の急死を受け設置された記帳台。419人が追悼のため記帳した=7月12日、酒田市役所

 安倍晋三元首相の急死を受け、酒田市が受け付けた記帳をまとめた芳名帳について、内閣府大臣官房の国葬儀事務局が「受け取れない」との判断をしていたことが26日、市などへの取材で分かった。県外でも同様の記帳を受け付け、国葬に合わせて届ける予定だった自治体はあるが、同事務局は一律で受け取らない判断をしており、自治体関係者の間には戸惑いが広がっている。

 酒田市では、安倍元首相が参院選の街頭演説中に銃撃され、急死したことを受け、7月11、12の両日、市役所本庁舎1階と松山、八幡、平田の各総合支所に記帳台を設けた。2日間で419人が記帳し、芳名帳は当初予定されていた「お別れの会」に届ける予定だった。

 その後、同22日に国葬が閣議決定されたため、市は芳名帳の扱いを検討していた。今月21日、同事務局に問い合わせ「市民らの弔意を受け取ってほしい」と訴えたものの、受け取れないとの回答があったという。山形新聞の取材に対し同事務局は「扱う担当もなく、他からも受け付けていない。自民党に送ってもらうなどの対応しかない」と話した。

 酒田市は党関係者を通じて、芳名帳を党本部に届ける方針。関係者は「国葬なのに国民の弔意をくみ取ってもらえないのは理解できない。受け取ってほしかった」と話した。

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